手作りの梅酒でにごりが出たことはありませんか?
これはカビなのかどうか、とても不安になるかと思います。
結果的にいうと手作りの梅酒のにごりはカビではありません。
では一体なんなのでしょうか?
また梅酒のにごる原因や、梅酒のにごりは飲めるのかどうか?
これらについてまとめてみました。
得体の知れない気持ち悪いものは体に入れたくないですよね?
これを読んで少しでもスッキリしてもらえたらと思います。
手作りの梅酒のにごりはカビなの?
手作りの梅酒のにごりが出ることがあります。
これはカビなのか非常に気になるところですが、結論から言うとカビではありません。
では一体何なのか、気になりますよね。
さっそく解明していきたいと思います。
基本的には梅酒は仕込んでおくと、キレイな琥珀色になっていくものです。
なのでこのように梅酒がにごってくると少し心配になります。
この手作りの梅酒のにごりはカビではありません。
いわゆる不純物の澱(オリ)と呼ばれるものであることが殆どです。
ワインなどによくある症状です。
手作りの製造の過程で、仕込んで数日で出るものや、一定期間寝かせたら原材料から出るものもあります。
体には害の無いものといえます。
また梅からでるペクチンという成分である場合も多いです。
では何故このように手作りの梅酒がにごるのか、その原因について次の章にてまとめてみました。
梅酒のにごる原因とは?
梅酒のにごりとしては先ほど書いたとおり、仕込んでいる過程で原材料からにじみ出たものであります。
梅酒のにごる原因として、仕込み段階で次の様な時に発生します。
・黒砂糖を入れた
・傷のある梅を入れた
・青梅では無く黄色い半熟梅や完熟している梅でつけた。
・ホワイトリカーでなくアルコール度数が35度以下の酒でつけた
ハチミツは普通の氷砂糖より不純物が多いため、澱がでてにごりやすいのですね。
あと熟した梅だと、梅からペクチンのエキスが出てモヤモヤしてにごります。
通常は梅酒を作るときには青梅がいいのは、皮の表面が硬くてにごりにくい為なんです。
逆に黄色い半熟梅や、よくある値段の高い最高級な梅とかだと熟しているので、梅酒がにごりやすくなります。
美味しい梅酒を作りたいなら、高い最高級な梅を使うのでなく、安い梅を使うのがいいという事なんですね。
面白いですね。
また、手作りの梅酒でにごる事なく作るには、次の様な配分で仕込みをすれば良いです。
梅:酒:砂糖⇒⇒1:2:0.5
この配分だと間違えはほぼ無いでしょう。
しかし、カビ対策となると話は違ってきます。
また別の対処法とポイントがあります。
これについては、別記事を参考にして見て下さいね。
梅酒のにごりは飲めるの?
では、はたして梅酒のにごりは飲めるのかどうか?
ズバリ飲めます。
にごりの原因が分かっていれば問題なく飲めます。
しかし、気持ちが悪いとか、エグミがあったりする場合は、次の様な手法で手入れしてみるのも良いでしょう。
2.キッチンペーパーやコーヒーフィルターなどで梅酒を漉す。
ただ万が一、味や匂いがおかしい場合や、明らかに腐敗している場合は当然ですがその梅酒は口にしないようにしましょう。
基本的に梅酒の仕込みは、手順や材料や配分、特にアルコール度数を間違えなければ腐敗することはない物です。
しかし、これらの仕込みに間違いがあればカビたり腐敗したりする事もあります。
その場合は、梅は廃棄して、梅酒のみを沸騰してから再度原材料を漬け込むという裏技もあります。
しかしこの方法は全くオススメ出来ません。
カビの毒素も完全に無くなる訳ではないし、また風味も飛ぶからです。
詳しいカビの対処法などについては、別記事にてまとめていますので参考にして貰えればと思います。
まとめ
手作りの梅酒のにごりはカビなのか、にごる原因や、飲めるのかどうかについて紹介しました。
ここで再度ポイントをまとめますね。
・梅酒のにごる原因は澱とペクチンで、仕込みの材料に関係がある
・梅酒のにごりは飲めるが、匂いや味は確認すること
最後までお読み頂きありがとうございました。
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