土用の丑の日はうなぎを食べる!
そんな風習が日本では有名ですよね。
甘辛いタレで焼いた蒲焼きとご飯のバランスは最高ですよね!
今回はそんな別名うなぎの日である、土用の丑の日についてまとめてみました。
・今年2019年の土用の丑の日は一体いつなんでしょうか?
・またそもそも土用の丑の日って一体何?
・なんでうなぎを食べる様になったなの?
そんな素朴な疑問にお答えすべく、分かりやすくまとめてみました。
近年、うなぎは値段が非常に高くなっています!
同じ土用の丑の日にうなぎを楽しむのでも、由来などを知っているといないとではありがたみも違いますからね。
土用の丑の日にうなぎを食べるのなら、事前にぜひチェックする事をオススメします。
土用の丑の日は2019年はいつ?
2018年の土用の丑の日ですが、
一番有名な、「夏」の土用の丑の日は次の日になります。
7月27日(土)
昨年の「夏」の土用の丑の日は2日あり、
2回目は二の丑と呼ばれています。
ここで少し?って思いませんでした?
そう実は土用の丑の日って一年中あるんです。
知ってましたか?
その日程だけお伝えしておきますね。
2019年の土用の丑の日は次のとおりの日程です。
春…4月22日、5月4日
夏…7月27日
秋…10月31日
日程の計算については毎年異なります。
昔からある暦計算ですが、ちゃんとしたロジックがあるんですね。
そのロジックについては次の章にてまとめています。
ちなみにこちらのサイトでは、土用の丑の日の計算が出来ますので便利ですよ。
暦計算(土用の丑の日)
土用の丑の日とはそもそも何なの?
では土用の丑の日とは何なのか、毎年どの様にして決められているのか、そのロジックについて紹介します。
そもそも土用の丑の日とは『土用』と『丑の日』を組み合わせたもので、、陰陽(旧暦)の節を使った用語になります。
立春・立夏・立秋・立冬の、それぞれの約18日前の期間の事を土用といいます。
春⇒夏⇒秋⇒冬と、次の季節へ移る時の移行期間という事ですね。
その期間のなかで、十二支(子丑寅~のやつね)丑にあたる日を、土用の丑の日というんですね。
世間一般的には、夏の土用の丑の日が一番有名となっています。
ちょっと分かりにくいと思うので詳しく説明していきますね。
・土用について
旧暦の四立である立春・立夏・立秋・立冬の、それぞれの約18日前の期間の事を土用といいます。
次の日程ですね。
立春・立夏・立秋・立冬は年によって異なるので、便宜上(2/3~5)のように記載しますね。
立春(2/3~5)の約18日間前 ⇒1/17~2/3ごろ
立夏(5/4~6)の約18日間前 ⇒4/17~5/4ごろ
立秋(8/6~8)の約18日間前 ⇒7/20~8/6ごろ
立冬(11/6~8)の約18日間前 ⇒10/20~11/6ごろ
この土用というのは、陰陽五行説(旧暦)で定められた暦です。
陰陽五行説(旧暦)では、宇宙は木火土金水の5元素(⇒5行)から成り立っていると言われています。
その5行を四季に当てはめていくと、
木行:春
火行:夏
金行:秋
水行:冬
となったそうです。
そこで余った土は、各四季90日の変わり目である、季節の終わりの5分の1ずつ(=18日)を土にあてはめたと言うことなんです。
これが、立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの約18日前の期間の事を土用という由来です。
・丑の日について
この丑というのはもちろん十二支の、子丑寅兎~の丑のことですね。
この十二支というのは年を数える以外にも、方角とか月や日にちを数えるのにも使われています。
時間とかもそうですね。
草木も眠る丑三つ時、、、とか言いますよね。
その考えで、一年の日にちを十二支でカウントしていきいます。
その中で、先ほどの土用の18日間の期間中で、丑にカウントされる日が出てきますよね。
18÷12で計算すると、大体1.5回ぐらいのカウントとなります。
つまり土用の期間中で丑の日があるのが1.5回ぐらいということです。
もう分かりましたよね~。
その土用の期間中にある丑の日が「土用の丑の日」となるのですね。
だいたい2年に1回ぐらいは、夏の土用の丑の日が年に2回あるという事になります。
以上が土用の丑の日の決定のロジックになります。
では次の章では、なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるのか、その由来について紹介しますね。
土用の丑の日はなぜうなぎを食べるの?
土用の丑の日にはなぜうなぎを食べるのでしょうか?
その由来については、いろんな諸説があります。
一番有名な説としては、江戸時代の蘭学者で発明家でもある平賀源内の説が有名です。
この章ではその平賀源内説について紹介しますね。
他にもあるいくつかの諸説についてもまとめています。
ネットでもあまり知られていないような、おもしろエピソードもありますよ。
まずは一番有名な平賀源内説から紹介します。
江戸時代の話です。
当時は夏の土用の丑の日には、うのつく食べ物を食べると夏バテしない、という説が広まっていました。
うどんや梅干などがよく食べられていました。
うなぎの旬は冬であり、真夏には食べられていませんでした。
そこで営業不振で困っているうなぎ屋さんがいました。
うなぎ屋の主人は、蘭学者で発明家でもある平賀源内に相談をしました。
すると平賀源内は、「本日、土用の丑の日」「土用の丑の日にはうなぎを食べて夏バテ防止」
という趣旨の看板を出しました。
すると、、それが大当たりして、うなぎ屋さんは大繁盛しました!
それを見た他のうなぎ屋さんも同じようにしたところ、土用の丑の日にうなぎを食べるという風習が広まったんのです。
平賀源内って現代風にいうと、とても素晴らしいマーケッターかつコピーライターだったんですね~。
ちなみに、最近では夏の土用の丑の日以外の、春秋冬それぞのの土用の丑の日にもうなぎを食よう!という流れがあります。
スーパーなどの戦略と言ってしまえばそれまでですが。
でも元々バレンタインデーとかも同じ様にスーパーなど流通業の仕掛けから広まりましたよね。
なので今後、将来的には年4回のうなぎの日になっているかもしれませんね。
では、平賀源内説以外の諸説についても紹介しますね。
ネットでも広まっていないようなレアな情報も入手しましたので、話のネタとして要チェックして下さいね。
・大田蜀山人-説
平賀源内説と似たような内容です。
大田蜀山人という人が「うなぎを食べたら病気にならない」という狂歌を作って広めたという説があります。
こちらもなかなか有力な説となっています。
・春木屋善兵衛-説
文政年間(1818年~1830年)に大名にうなぎを収めていた春木屋善兵衛という人がいました。
大量のうなぎを納入した時に、丑の日に収めたうなぎの蒲焼きだけが、痛むことなく変質しなかったのです。
そこから、うなぎの蒲焼きは丑の日、という風習が広まりました。
・青木一馬-説
上記の春木屋善兵衛と同じような内容です。
ただその登場人物が、元武士のうなぎ屋である青木一馬という人であったという話です。
・虚空蔵菩薩の使徒-説
これは知らない人が多いレアな話です。
うなぎは虚空蔵菩薩の使徒であると言われています。
そして、虚空蔵菩薩というのは丑年と寅年の生まれの人の守り本尊という事だそうです。
そこで丑年の生まれの人が虚空蔵菩薩に結びつけて、うなぎの蒲焼きを広めたという話です。
色々とあるもんですね。
現代でもこの土用の丑の日にうなぎを食べる、という風習が続いていることには意味があるんでしょうね。
このような由来もそうですが、栄養素的にも合理的なんでしょう。
小暑~立秋の間の最も暑い夏の期間が、夏の土用の丑の日となります。
暑さに負けないようにスタミナをつけるにも、うなぎを食べるのは合理的です。
さきほどの章のロジックもそうですが、このように合理性があったからこそ、昔から現代までこの風習が続いているんでしょうね。
ぜひ今年の夏はうなぎを食べてみませんか!?
そんな、土用の丑の日のうなぎですが、オススメのネットショップを見つけました。
楽天のショップなんですが、なんと楽天ショッピングでうなぎ部門でランキング1位を獲得したショップなんですね。
確かに美味しそうでしたよ!
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まとめ
土用の丑の日の2019年の日程とそのロジックと、うなぎを食べる由来などについて紹介しました。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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