子供がインフルエンザにかかってしまった。
病院にはいったものの、後遺症など残らないか心配!
そんなあなたの疑問にお答えします。
今回は、インフルエンザで子供の後遺症についてまとめてみました。
最悪の状況として、インフルエンザ脳症の確率や死亡率についてもまとめました。
調べて頭に置いておくだけでも、病気に対する心構えというのが出来るはずです。
少しでも気になる様なら、チェックしてみて下さいね。
インフルエンザで子供は後遺症に注意。
インフルエンザで子供は後遺症に注意が必要。
インフルエンザは免疫力や体力の少ない子供にとっては、とても重病といえます。
また、色んな病気を併発する可能性もあります。
これらの合併症の後遺症では、非常に危険なものもあります。
順をおって説明しますね。
まず、気になるインフルエンザの子供の合併症として、次のようなものがあります。
2.気管支炎
3.熱性けいれん
4.肺炎
5.心筋炎
6.ライ症候群
7.インフルエンザ脳症
中でも、子供の後遺症という点においては、6のライ症候群と、7のインフルエンザ脳症については非常に深刻です。
どんな症状なのか詳しく説明します。
6のライ症候群については、正直なところ現代の医学では原因がはっきりと分かっていません。
原因がはっきりと分からない病気ほど怖いものはありませんよね。
ただインフルエンザの際に、アスピリン系の解熱剤の使用する事と関係性があるとも言われています。
別記事にても説明していますので参考にしてみてくださいね。
⇒インフルエンザの検査はいつからわかるの?いつまでに?ロキソニンは大丈夫?
ライ症候群の症状については、次のような症状となります。
・嘔吐
・頭痛
・無気力や無関心や無反応
・精神状態が錯乱していて異常
・まひ
また次に説明する、インフルエンザ脳炎の症状が、インフルエンザの回復期において症状が始まるという特徴もあります。
さらに、このライ症候群は状態が酷くなると、呼吸困難や昏睡状態やてんかんを引き起こしてしまいます。
悪化することで生命の危険にもさらされます。
ライ症候群は症状の進行が早いので、これらの症状となったらすぐに病院に向かいましょう。
特に、インフルエンザの回復期において、無関心や無反応などの症状には気にかけてあげて下さいね。
次の章では、インフルエンザ脳炎について説明します。
インフルエンザ脳症の症状となる確率と死亡率は?
では7のインフルエンザ脳炎について説明します。
インフルエンザ脳症というのは、インフルエンザのウィルスと戦おうとする免疫回路が、オーバーワークとなり脳がダメージを受けてしまう事が原因で発症すると言われています。
そしてなによりも、その重症化と死亡率や後遺症という点で、インフルエンザで子供が一番注意する病気といえます。
まずインフルエンザ脳炎の症状としては、次の点があげられます。
・けいれん
・頭痛
・意識障害がおこる
・意味不明な事を言う、うわごとが多くなる
・暴れたり怯えたりと極端な異常行動を起こす
また、インフルエンザにかかって1日以内で急に発症するのが特徴です。
朝にインフルエンザの発熱があったと思ったら、夕方にはインフルエンザ脳炎で病院で人工呼吸器をつけている、という状態です。
インフルエンザで子供でこのような症状が見られたら、とにかくすぐに病院に向ってください!
次に、このインフルエンザ脳炎の危険性を示すデータを紹介します。
まずは死亡率。
インフルエンザ脳炎が発症すると死亡率はなんと30%なんです!
なんという確率なんでしょう!
ホントに危険な病気であると言うことが分かってもらえたと思います。
またインフルエンザ脳炎は治っても後遺症が残る可能性が高いです。
その後遺症が残る確率としては25%とも言われています。
25%というと4人に1人なんで、結構な確率ですよね。
後遺症としては、知的障害やてんかん、手足のまひなどの重大な後遺症となります。
ホントに重たい、、重たい病気です。
それほどインフルエンザは大変な病気である、という事を理解しておいて下さいね。
ちなみにこのインフルエンザ脳炎の発症確率は1万人に1人です。
0.001%です。
これはインフルエンザにかかった人の中で、インフルエンザ脳炎にかかる人の割合です。
年間で毎年100人~300人が発症しているんです。
あなたはこの確率をどうとらえますか?
まとめ
今回は、インフルエンザの子供の後遺症についてまとめました。
ここでポイントを再度とりまとめてみます。
・インフルエンザ脳症の症状は主に意識障害や神経障害。
・インフルエンザ脳症の発症確率自体は0.01%だが、インフルエンザ脳症を発症すると死亡率は30%・後遺症の残る確率は25%にもなる。
予防策としてはとにかく、インフルエンザにかからない為の予防策をとることしかありません。
インフルエンザの予防策については、別記事にてまとめていますので参考にして見て下さいね。
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