日差しの強い時期になってくると、紫外線の対策が気になりますよね。
では、紫外線の強さのある月や、その対策っていつからしたらいいのかご存知ですか?
実は紫外線の強さはある意外な時期が一番強いのです。
また紫外線の対策は一年中気にしなければいけません!
当記事では、季節や月によっての紫外線の強さや、紫外線の対策をしなければならない理由についてまとめてみました。
この事実について知らない人も沢山います。
しかし、知っておかないと後で取り返しのつかない事になってしまいますよ。
なのでしっかりと正しい知識を持っておくことをオススメします。
紫外線で一年で最も強さのある月は?
「紫外線で一年で最も強さのある月はいつなのかご存知でしょうか?」
そう質問すると大抵の人は、夏とか8月とかいう人が多いでしょう。
紫外線の強さ=気温の高さ・日差しの強さ
そう連想してしまうのも仕方ありませんんね。
でも、実際は紫外線で一年で最も強さのある月は夏でも8月でもないのです!
実は4月~5月なんですね。
意外ですね~。
厳密に言うと、人体に悪影響を与える度合いの高い紫外線が強い月、という事になります。
ではなぜ4月5月が紫外線が一年で最も強さがあると言われているのかについて説明していきます。
まずは紫外線には次の2種類があります。
・UV-B(紫外線B波)
・肌の表面まででしか届かず奥には届きません。
・UV-Aより強いパワーなので、火傷のような影響を与えます⇒日焼けや炎症やしみ・そばかすの原因に。
・UV-A(紫外線A波)
・UV-Bより弱いエネルギーだが、浸透力があり肌の表面だけでなく奥の方まで届きます。
・コラーゲンやヒアルロン酸などを作る肌の奥の細胞に影響を与えて、肌のハリや弾力が失ってシワやたるみの原因に。
UV-Bは5月から強くなってきて、6~8月にMAXになります。
夏の紫外線ってやつですね。
しかし、日焼けの症状を起こすUV-Bよりも怖くて人間の体に悪影響を及ぼすのがUV-Aの方なんです。
なにせ肌の奥まで攻撃しますからね。
UV-Aは真皮層まで届き、徐々に組織を壊していきます。
そして長年かけてしわを作っていったりします。
波長が長くて、雲やガラス窓も透過するほど強いUV-Aは、皮膚の奥まで届くので非常に厄介です。
表面的な変化が直ぐに現れ、向こう気は強く分かりやすいが、すぐに弾き返されるUV-B。
これに対してUV-Aは直ぐに変化が現れないが、じわじわと体をむしばんでいくイヤラシイ紫外線といえます。
このUV-Aのピークは4月~8月ですが、実質的に地表に降り注ぐ量は5月が一番多いと言われています。
なんですね。
ちなみに3月と9月は同じ位なんです。
意外ですね~。
UV-A紫外線の強さは、本来は太陽の高度が最も高い夏至の時期(6月後半)が一番強く強力なはずです。
しかし、実際には4~5月である理由は、夏至の時期は梅雨と重なってしまいます。
すると雲が太陽光線を遮ってしまう為、梅雨時期は地表に降りてくる紫外線量は減るという理屈なんですね。
ちなみに豆知識を一つ。
極寒の北極圏、南極圏は実はとても紫外線が強いんです。
もちろんUV-Aという事ですが。
真夏の一番暑い時期が紫外線も一番多い、という訳ではない事の分かりやすい例と言えますね。
紫外線の対策はいつからしたらいいの?
紫外線の対策はいつからしたらいいのでしょうか?
結論から言うと、一年中必要なんです!
え~!そうなんですか?
そんな驚きの声が聞こえてきそうですね。
紫外線の最低限の対策は一年中必用という意味なんです。
確かに春の紫外線に注意、などというのは聞いたことがあるか思います。
それは紫外線のメカニズムに理由があります。
先ほどの章では、UV-Aの強い時期は4月~5月といいました。
しかし、通常はこの4月5月ってまだ気温も高くないので、紫外線対策はもう少し暑くなってきてからでも大丈夫!
そう思ってしまい油断しがちですよね。
実はそこに落とし穴があるんですね。
人体に非常に大きな悪影響を与える、UV-A量が多いのは上記の期間(4~5月)ですが、UV-Aは一年中降り注ぐ悪魔の様な紫外線なんです。
紫外線UV-Bは冬はピーク時の1/5程度の量です。
しかし、紫外線UV-Aは冬でもピーク時のなんと半分以上もあるんですね。
これは意外ですよね!
これらの事もあり、UV-Bはレジャー紫外線、UV-Aは生活紫外線と言われたりします。
この生活紫外線と呼ばれるUV-Aが、一年中降り注いでいるということが分かったと思います。
つまり、紫外線対策は一年中気にしていなければならないという事なんですね。
とはいえ、その紫外線対策の力の入れ加減もあります。
・紫外線UV-A対策はUV-Bの前後3月、10月からも実施
ちなみに、紫外線の体に及ぼす影響は紫外線総量っていう概念で表します。
これは次のようになります。
紫外線総量=今までに浴びた紫外線量を足したもの
この数値が多いほど肌の老化が見えない部分で進んでいきます。
なので普段の生活で浴びる生活紫外線って微々たるものでも、累積していくと大変な事になります。
どういうことか説明しますね。
通常、皮膚の表面の表皮は1ヶ月単位で新しい細胞に全て入れ替わります。
対して、紫外線の影響を受ける真皮層の場合は数年かかってようやく新しいものに入れ替わっているというサイクルであるのです。
生活紫外線と呼ばれるUV-Aは、体に少しづず蓄積されて細胞を破壊していくというイメージなんです。
洗濯物を干しにちょっとベランダに出る、こんな状況でも生活紫外線UV-Aは蓄積されていきます。
ホント怖いですね。
こんな事もあり、一年を通して紫外線対策は必要という事が分かって頂けたと思います。
紫外線は曇りや晴れは関係ない?
紫外線というのは曇や晴れも関係なく降り注いでいるってホントなのでしょうか?
結論から言うとホントです。
その原因はこれまでまとめた内容を読んで貰えれば理解できたと思います。
紫外線UV-Aは曇や晴れなど天候には関係なく降り注いでいます。
薄曇りの日でも、晴れの日の約6~8割、大雨の日でも3割の量の紫外線が届いているんですね。
数字にしてみるとホント凄いですね。
特に紫外線の強い時期は、曇りの日でもしっかりと紫外線対策をしていた方が良いですね。
まとめ
紫外線は一年で強さのあるのはいつなのか、対策はいつからしたらしたらいいのか、曇りや晴れは関係無いのかについて説明してきました。
ここで簡単にまとめますね。
・紫外線で一年で最も強さのあるUV-A紫外線の強い月は4~5月である。
・紫外線の対策は一年を通してする必要がある。
・紫外線は曇りや雨の日でも降り注いでいる。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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