夏至と冬至は季節の変わり目で、色んな事象が発生します。
夏至と冬至の日照時間の違いもその一つです。
その原因などについて調べてみました。
ちなみに貴方、夏至と冬至は赤道ではどうなるか知っていますか??
なんとも驚きの事実が分かりました!
本文にて紹介していきます。
夏至と冬至の日照時間の違いとは?
まず夏至と冬至の日ですが、夏至は6月21日、冬至は12月22日になることが多く、ここから大きくずれることはありません。
気になる夏至と冬至の日照時間の差ですが、同じ日本国内でも離れていれば違いは出てきます。
全国の平均的な日照時間はざっくりと次のようになっています。
・冬至…9時間45分ぐらい
夏至と冬至の日照時間の差は5時間もあるんですね。
数字に出してみると差は大きいですよね。
ちなみに夏至と冬至で日照時間の差が特に大きいのはどこだと思いますか?
答えは、、北海道なんです。
8時間近くの夏至と冬至の日照時間の差が出ることもあります。
逆に夏至と冬至の日照時間の差が小さいのは沖縄県で、3時間半に満たない程度なんですね。
同じ日本国内でも、夏至と冬至の日照時間の差にこれだけ違いがあるんですね。
夏至と冬至の原因って何?
次に夏至と冬至になる原因について紹介していきます。
地学などお話になるので、学生時代を思い出しながら見て下さいね(笑)。
地球は一年をかけて太陽の周りをぐるっと一周しています。
日照時間の長い時期と短い時期の差は、このぐるっと一周する間の太陽と地球の位置関係によって発生します。
これが季節が移り変わる原因ですね。
(出典:blog.donaldo-plan.com)
そしてその中で一番日照時間が長い日が夏至で、逆に一番日照時間が短い日が冬至という事になります。
少し話が抽象的すぎたのでもう少し詳しく説明していきますね。
地球スケールでお話していきますね。
地球というのは太陽系に属する惑星です。
太陽から数えて三番目に近いところにあります。
「水・金・地・火・木・土・天・海・(冥)(すいきんちかもくどってんかい(めい))」
って昔何回も言って覚えましたよね。
(余談ですが、2006年に冥王星は惑星から準惑星になりました。なので最近は冥は言わないのかもしれませんね。)
これらの惑星はすべて太陽を中心に回転しており、これを公転と言います。
さらに、惑星自体も回転しており、これを自転と言います。
結果的に自転というものがある為、昼と夜が生まれています。
さらに、地球は太陽に対して垂直に公転をしてはいません。
北極点から南極点を結ぶ線を自転軸といいます。
地球はこの自転軸を芯にして回転しています。
自転軸とは分かりやすく言うと、ちょうどコマを回した時に、回転するコマの芯のようなものです。
この自転軸というのが、太陽に対して地球は約23.4度も傾いているのですね。
夏至と冬至の原因は、この23.4度の傾きが原因となっています。
この23.4度の傾きが、春夏秋冬といった四季がある要因といえます。
少しややこしかったですか?
実際に動きを見てみないと分かりにくいですよね。
夏至と冬至を説明している動画で再生回数が多かったものを調べてみました。
この動画を見れば一目瞭然だと思います。
すごく分かりやすいのでチェックしてみて下さいね。
再生時間も短く、1分42秒で上記の内容がさくっと分かりやすく説明されていますのでオススメです。
夏至と冬至は赤道ではどうなるの?
では夏至と冬至は赤道ではどうなっているのか?
これまでの説明を見てきて気になっている人も多いかもしれませんね。
調べてみましたので紹介していきます。
なんとも驚きの事実でした!
結論からいいます。
意外と知られていない事実なのですが、赤道上は1年を通して昼夜の長さは同じであります。
実際には均時差という細かい変動はあるものの、毎日ほぼ同じ時刻に日が昇って、同じ時刻に日が沈むのです。
これも地球の自転、公転の話から物理的にそうなります。
ちなみに赤道絡みで、ひとつ面白い問題を出しますね。
どうですか?分かりました?
答えは、『東京、沖縄、赤道』の順番になります。
南は暑いから昼が長い、という印象から赤道を1番にしそうですよね。
でも今までの地球の自転、公転、夏至、冬至の話が理解出来ていれば分かりますよね。
さらに豆知識を一つ。
夏至と冬至について、北極点近では夏至の時期は24時間日が沈まない百夜と呼ばれる現象が発生します。
逆に冬至の時期は24時間日が昇らない極夜という現象が発生します。
これらも地軸が傾いている事により、太陽光が当たる面や強さが反対側の地域では真逆になってしまう為です。
北半球と南半球では夏至と冬至が真逆です。
なのでこのように北極点が百夜の時は、南極点は極夜となります。逆もしかりです。
ちなみに、北極点での白夜は189日で極夜は176日、南極点では白夜は182日で極夜は183日程度あるんですね。
なんとも面白いですね。
百夜も極夜も一度経験してみたいですね。
まとめ
夏至と冬至の日照時間の差について調べてみた内容を紹介させて頂きました。
宇宙・地球規模の話にもなり、大変奥深いと思いました。
個人的には百夜と極夜の話が好きです。
ネットで色々と調べてみようと思います。
貴方の疑問が少しでも解決できたなら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。