カメラを長く使うと、カメラのグリップはベタつきが出てきます。
撮影しようと手にとった感触も悪く、ストレスにもなりませんか?
実はそのカメラのグリップのベタつきの原因は、ある事象によるものだったんです!
今回はカメラのグリップのベタつきの原因と、べたつきの修理交換を含めた対処方法についてまとめてみました。
さらにカメラのグリップのゴムの白く白化する原因と対処方法についても紹介しています。
カメラを使っていると誰も経験するであろう、グリップ部の悩みが気になるあなたへ。
私元中古カメラのバイヤーとして、過去幾千もの中古カメラを取り扱って来ました。
その経験を活かした現場の生の情報を、分かりやすくお伝えします。
ぜひチェックしてみて下さいね。
カメラのグリップのベタつきの原因はコレ!
カメラを長く使っていると、グリップのベタつきが出てきます。
もちろん使い方やメンテナンスの有無、ベタつきやすい機種などにもよります。
そんなカメラのグリップのベタつきの原因ってご存知でしょうか?
その原因は、加水分解と呼ばれる化学作用が発生するのが原因なんです。
ではその加水分解と、その発生する原因を説明しますね。
加水分解とは、ゴムが水分と反応して溶ける様な状態になることなんです。
いわゆるベタつきですね。
ゴムと手の汗や、外気中の湿気など水分と反応してベタつきが発生します。
マウスのグリップ部がベタついたりした経験はありませんか?
あとは、パソコンの裏面の足の部分のゴムなども良く発生します。
カメラのベタつきでは、グリップ・ボディのラバー・レンズのズームリング部のゴムなどに発生します。
機種で言うと、ニコン系は多いです。
特に昔の機種ではD70などのD2桁系、D200・300・700などのD3桁系に多いです。
D70は一眼初心者向けの機種ですが、古いのもあり中古ではベタつきが無い方が少ないですね。
次の章では、カメラのグリップのベタつきの対処方法についてまとめました。
カメラのグリップのべたつきは修理交換が必要なの?
ではカメラのグリップのべたつきの対処方法について紹介します。
カメラのグリップのべたつきは修理や交換が必要なのかどうか?
結論から言うと、自分でも対処可能なものもあります。
一度自分で対処してみて、状態に納得いかなければ、メーカーのサービスセンターにて交換してもらうと良いでしょう。
カメラのグリップのべたつきの対処法として、次の4パターンの作業があります。
2.制汗デオドラントスプレーを使用する
3.無水エタノールを使ってべたつきを剥がす
4.メーカーのサービスセンターでラバーを交換してもらう
詳しく説明していきますね。
まず1のミューズウエットティッシュです。
そう、あの石鹸のミューズです。
カメラのボディやレンズのボディ(光学部はダメ!)の汚れやべたつきなどに効きます。
これは、中古カメラのバイヤーを学んだビジネス塾で教えてもらった秘策です。
私も日頃から、仕入れた中古カメラの手入れに使っていました。
色々試した結果、ミューズのウエットティッシュが一番効きます。
普通のウエットティッシュとは違い、特殊な成分が入っているんですね。
光学以外のカメラの基本の清掃はこのミューズを使用します。
普段からマメに清掃を行う事で、グリップ部のべたつきの未然防止策にもなります。
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次に、2の制汗デオドラントスプレーを使用するパターンです。
これも中古カメラバイヤー時代に、先輩から教えて貰った裏技です。
スプレーするだけで、ビックリするぐらいさらさらになります。
しかしこれは、あくまで一時的にべたつき感を抑えるものです。
一時的な対処なので、時間が経ったり繰り返しカメラを使用する(グリップを握る)と、元に戻る事があります。
またスプレーしすぎると、制汗スプレーの粉末の成分で白くなるので、ほどほどにする必要があります。
スプレーしすぎたら、ミューズで拭き取ればやり直しましょう。
私が使っていたオススメの制汗スプレーはコレです。
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3の無水エタノールでべたつきを剥がすというパターンです。
これは、荒業ともいえる作戦です。
グリップの表面の、べたついている薄い膜を剥がすというものです。
手にとったグリップ感も失われます。
上記の1と2の作戦でもダメな場合の最終手段として考えましょう。
ツルツルになりますが、べたつき感よりかはマシと思える人向きの対策です。
無水エタノールは、バイヤーの間では清掃として使う、常識的なアイテムです。
みんな持って使用しています。
私も常に数本キープしていました。
無水エタノールと布などを使って、ゴシゴシとべたつきをこすり落とします。
それだけです。
それにしても、この無水エタノールはホント万能です。
シールはがしにも使えるし、油性マジックなどの汚れも落とします。
日常生活でも今でも使っている万能くんです。
水と違って、水分ほぼ無いのですぐに乾くので電子機器の清掃にピッタリなんです。
そういった意味でも、カメラのメンテナンスや清掃には必須のアイテムですね。
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最後に4のメーカーのサービスセンターでのラバーの交換についてです。
最も簡単かつ綺麗になる(当たり前ですが)作戦です。
気になる費用は、ニコンだと目安として次のような感じです。
ニコンD200で交換した際の金額です。
巻き戻し側 600円位
背面液晶右 120円位
工賃 1000円
金額は変わっている可能性もありますが、大体の目安として見てください。
交換の時間は、持ち込みで1時間ぐらいです。
営業時間を調べて、余裕をもって行って下さいね。
郵送などの対応については、各メーカに問い合わせしてみて下さい。
カメラのグリップのゴムが白くなる事の対処法とは?
カメラのグリップや、レンズのズームリングのラバー部(ゴム部)が白く白化する事があります。
キャノンのボディのグリップや、白玉レンズに多かったイメージがあります。
安価なタイプのAFレンズにも多いです。
ベタつきと違って、見た目がカッコ悪いですよね。
原因は、色々ですが大半はカビや化学反応によるものです。
そんなカメラのグリップのゴムが白く白化する事への対処法を紹介します。
車の本革シートなどにつかう、クリーナーを使って吹き上げると、本来の真っ黒な色に戻ります。
これもびっくりするぐらい効果的です。
これも例のビジネス塾の先輩に教えてもらった裏技です。
同じ業界でもここまで、メンテナンスしている人は少なかったと思いますよ。
私がいつも使っていたオススメの本革クリーナーは、ウィルソン社の「本革クリーナー」です。
少し高いですが、お気に入りのカメラやレンズのゴムの白化が気になるなら、ぜひオススメします。
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ウィルソン 本革クリーナー
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まとめ
今回はカメラのグリップのベタつきの原因や、修理交換などの対処方法についてまとめてみました。
最後までお読み頂きありがとうございました
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