中古カメラのショット数は、自分で調べられるって知ってました?
全てが可能と言うわけではないですが、ショット数の調べ方についてまとめてみました。
またショット数はカメラの寿命の様に取り扱われていますね。
そんなショット数はリセットして改ざんという危険性もあります。
怖いですね〜。
そんな裏話も含めてまとめてみましたので、ぜひ見て下さいね。
元中古カメラのバイヤーの経験を活かして、裏話まで紹介します。
中古カメラのショット数の調べ方はコレ!
中古カメラのショット数の調べ方はざっくりと2タイプあります。
2.自分で撮影用のSDカードとPCを使って調べる。
3.ショット数を調べるサイトにて調べる。
一つづつ説明していきますね。
1のメーカー持ち込みは、メーカーのサービスセンターにて無料で調べて貰えます。
時間も混んで無ければ10分もかかりません。
大阪梅田のキャノンのサービスセンターには、仕入れ後にその足で、ショット数を確認してもらいに通いましたよ。
キャノンってWindowsユーザーでは、自分でショット数を調べる事が出来ないので、サービスセンターは重宝していました。
ただ、ざっくりとしたショット数しか教えてもらえません。
約11000回程度です、など100単位だったと思います。
まあ、通常使う分には十分ですけどね。
次に2の自分で撮影用のSDカードとPCを使うやり方を説明します。
これが最も一般的でしょう。
これは撮影したデータの中のファイル情報であるEXIFという情報で確認します。
まずフリーソフトをダウンロードします。
ショット数の確認をするフリーソフトは多くあります。
・PHOTO ME
・XnView
・EOSInfo
他にも沢山ありますが、私がいつも使っていたのはXnViewというソフトです。
XnViewを使ったショット数の確認方法について説明しますね。
http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/xnview/
・ショット数を調べたいカメラで1枚撮影します。
・撮影したSDカードをPCに繋いで、XnViewにて画像を開きます。
・XnViewで開いた画像を右クリック⇒プロパティ⇒その中のEXIFタブを開きます。
・EXIFタブの中の下の方に、総レリーズ数という項目がショット数になります。
初めて調べる事が出来たときは、少し感動したのを覚えています!
ちなみに、先程も少し触れましたがショット数を調べられないカメラもあります。
次のカメラです。
・キャノン製のカメラは自分ではほとんど調べられない。
・コンパクトデジカメ(レンズ交換の出来ないやつ)は基本NG。
・ミラーレスも基本NGだが、メーカーや機種(ニコン・オリンパス他)によっては可能。
キャノンのカメラは、サービスセンターに持っていった方が良いですね。
コンデジはNG、ミラーレスは調べられる機種もあります。
ニコンは僅かにNGな機種もありますが、一眼レフ・ミラーレスはほぼOKです。
3のパターンでは無料のショット数診断サイトを使います。
実はこの方法が一番簡単なんです!
しかし無料サイトであるがゆえにいつサービスが終了してもおかしくないです。
なのでいつまでも安定して使える2の方法をオススメしていました。
とはいえ3の方法は超簡単なので一度やってみて下さいね。
こちらの「ショット数.COM」というサイトです。
ショット数.COM
対応機種なども書いています。
ここに書いている未対応機種は、自分で調べてもショット数が調べられない機種となります。
ここからは補足事項です。
Macでのショット数の調べ方とオリンパスのミラーレスの調べ方について説明します。
私はWindowsユーザーですが、Macでのショット数の調べ方は次のとおりです。
Macはソフトを入れずに調べることが可能です。
・標準ソフトのプレビューで写真画像を開きます。
・メニューバーのツールの中のインスペクタを選択します。
・左から2つ目の詳細情報のタブ、Exifタブ内のイメージ番号がショット数です。
次はオリンパスの、OM-D E-M系のミラーレスのショット数の調べ方です。
OM-D E-M系は本体を操作する事で、液晶画面にて簡単に判別できます。
次のとおりです。
・MENUボタンを押したまま電源ON。
・MENUボタンを離したまま再度MENUボタン押してメニュー画面に。
・十字キーの下と右だけを使い(OKボタンは使わずに)セットアップメニュー→モニター調整画面に入る。
・モニター調整画面にてOKボタンを押せば、機種名と共に2桁表示の画面が出る。
・その画面で、INFO・上・下・左・右・シャッタ ー・上と順番に押す。
・PAGE1の表示が出るので、十字キーの右を押 してPAGE2へ進む。
・その中にあるRがレリーズ(シャッター)回数です。
文字にするとややこしいですが、やってみると簡単です。
一度チャレンジしてみて下さいね。
中古カメラのショット数はカメラの寿命?
中古カメラのショット数は、シャッター板の使用頻度です。
シャッターが壊れると光の調整が出来ない為、まともな写真が撮れません。
つまりシャッター交換や、機種の買い替えが必要になります。
つまり中古カメラのショット数はカメラの年齢、耐久ショット数はカメラの寿命年齢とも言えます。
耐久ショット数について過去の記事にてまとめています。
中古カメラのボディの動作確認や見分け方!ショット数や購入時の注意!
シャッター交換はかなり費用がかかります。
機種にもよりますが、5万6万は必要だった思います。
機種ごとに決まっている耐久シャッター回数も、あくまで目安であり絶対ではありません。
例えば15万回のメーカー発表でも、10万回で壊れる事もあれば20万回以上使えることもあります。
またそれだけ使えば、シャッター以外の箇所も壊れてくるでしょう。
カメラは製造終了後7年経つと、メーカーでの修理はできなくなります。
そういった意味でも、ショット数はカメラの寿命と考えていいでしょう。
中古カメラを購入するときには、そのあたりも良く考えて購入したいところです。
中古カメラのショット数はリセットで改ざん出来るってホント?
中古カメラのショット数はリセット出来ます。
先ほどの章で説明したとおり、シャッター交換を行うことでショット数はリセットされます。
なので悪く言うと、中古カメラのショット数を改ざんする事も可能なんですね。
ヤフオクなどで悪質な販売者は、これを使ってボロボロのカメラを「浅いショット数」を謳い文句にして、高額で出品したりすることもあります。
とは言ってもシャッター交換は非常に高価なので、出品者からすれば、よほど高額なプロ機の様なカメラでなければ元は取れないような気がしますが。。
リアルのカメラ店の店頭でも、悪意は無いにしろ見た目はそれなりに使用感があるにも関わらず、ショット数が少ない物があれば、シャッター交換をした可能性があります。
キタムラなどでは修理歴ありとして表示していると思います。
そのようなカメラは、シャッター以外の箇所にもガタがきている可能性もありますので注意しましょう。
キタムラとかだとそのへんはオープンなので安心ですけどね。
まとめ
今回は、中古カメラのショット数の調べ方や、寿命やリセットによる改ざんについてまとめました。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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