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中古レンズのチェックポイント!カビやくもりの見分け方、選び方は目利きが必要?

投稿日:2017年7月17日 更新日:


カメラのレンズの購入時に、中古レンズを探している人も多いのではないでしょうか?
レンズはとってもデリケートです。
特にレンズは、カビ・くもり・チリ・ほこりゴミ、など様々な状態の物があります。
中古レンズの購入時に、しっかりと見極めれるように、カメラの中古レンズの選び方についてまとめました。

私、元中古カメラのバイヤーをしておりました。
年間でも数百個・数千個もの中古カメラを取り扱ってきました。
なかでも難しいとされる、中古レンズについても経験豊富です。
その経験を生かして、カメラの中古レンズの選び方を紹介します。

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中古レンズのチェックポイントはコレ!

中古レンズのチェックポイントとしては、大きく分けて次のようになります。

・光学部
・筐体部
・マウント部

なかでも最も難しいとされ、目利きが必要とされるのが光学部になります。
中古レンズの最も大事でかつデリケートな部分です。
写りの良し悪しはこれで決まります。
状態も、カビ・くもり・ホコリ・チリ・ゴミなど沢山のチェックポイントがあります。
こちらは次の章にて、たっぷりと詳しく説明していきます。

ではこの章では、筐体部とマウント部についてまとめてみますね。
筐体部とはレンズの筒そのものであります。
見方としては、筐体を手で回してみます。
見分け方は次のとおりです。

・スムーズに伸び縮みするかどうか、筐体が回るかどうか、引っ掛かる感触はないか?
・異音がしないかどうか確認。少しでも気になる微妙な音がすれば何か問題があります。
・ズームリングが固くないか?柔らかすぎないか?
・筐体の中でコロコロとネジの外れている様な音はしていないか?

この様な感じです。
少しでも、異常や異音などあれば(感じれば)、店頭であれば遠慮せずに店員さんに確認しましょう。
一緒になって確認して理由や原因を教えてくれます。

 

次にマウント部です。
マウントというのは、カメラのボディとレンズを接合する箇所で、通常は金属の端子が付いています。
見るポイントは次の点です。

・ボディを借りてみて、実際に装着して電源入れて、オートフォーカスの反応や動き自体を確認する。
・マウント部の汚れや使用感を確認する。

ボディを借りて、実際に装着することが一番大事ですよ!
特に、オートフォーカスは絶対に確認が必要です。

また、マウント部の汚れや使用感を見ることで、ある程度の試用期間などが分かると思います。
ほとんど使い込まれていないレンズなどは、新古品の様にピカピカですよ。

以上がカメラの中古レンズの選び方で、筐体部とマウント部についてまとめてみました。
次の章では、いよいよ光学の状態と見分け方について紹介します。

 

中古レンズのカビやくもりの見分け方!

中古レンズの心臓部といえるのが光学部です。
中古カメラの光学には沢山のチェックポイントがあります。
まずは次のようなポイントを確認してください。
100均などで売っているLEDライトでも、スマホのライトでもいいので、レンズを照らして覗き込んで確認します。

・カビが無いか
・くもりは無いか
・チリ、ゴミは無いか
・ホコリはどの程度か
状態的にNGなものは上位にあげています。
特にカビとくもりは、写りにも影響する事が多いので注意が必要です。

中でもカビについては絶対買ってはいけません!
カビはその他の症状と特徴が異なります。
カビというからには、繁殖して広がっていくんです。
またBOXなどで一緒に保管していると、他のレンズなどにもカビが移ったりします。
ほんとやっかいなんです。

見分け方のポイントとしては、とても簡単です。
クモの巣のように、カビの胞子の筋が伸びているのです。
素人でもおそらくすぐにカビと分かるでしょう。

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次にくもりについてですが、これはカビに比べると判別の難易度があがります。
チェックのポイントは次のとおりです。

・ズームレンズであれば、ズームを伸ばしたりあるいは縮めたりして、LEDライトをやや斜めにあててチェックします。
・前玉、中玉、後ろ玉とどの部分にくもりがあるのかもチェック。
・くもりも色んな形があります。気泡のような物、ホコリの様に見える物等々。

まずはLEDライトや、明るい方にかざして覗き込んでみます。
くもっているレンズは白っぽく移ります。

後ろ玉というのはボディに取り付ける側です。
くもっているのが、後ろ玉だと撮影に影響が出ることがあります。
逆にくもっているのが前玉だと小くもり程度では、逆光でないかぎりあまり影響が無い事が多いです。
しかしくもりは嫌われますのでよろしく無いですね。

くもりも色んな形があります。
特に古いレンズなどになると、ホコリなのか、それともくもりなのか分かりづらい事もあると思います。
そんな時は、カメラ専門店で聞いてみましょう。
困ったときにはプロの手を借りるのが一番てっとり早いですね。

カビとくもり以外については、撮影に大きく影響がでるものはあまりないと思います。

ホコリは、ズームレンズであれば必ず侵入します。
作り上避けられないものです。
ホコリが多くても問題はありません。
あまり気にする必要は無い項目です。

チリ・小ゴミについてもほぼ問題はありません。
後ろ玉にある大きなものでなければ、撮影にはほぼ影響はありません。
しかし、ファインダーを覗き込んだ時に見えるので、気になる人はとっても気になります。
実際にボディに装着してみて、気になる様であればストレスの元になるだけなので辞めておきましょう。

最後に、バルサム切れという状態もあります。
中古レンズでも店頭でもあまり見かける事は少ない無いと思います。
バルサム切れはいわゆるジャンクです。
レンズの層をつなげている接着剤が剥がれてしまっている状態です。

カビのレンズはバラしてカビ取りする事も可能です。
くもりのレンズも同様に、バラしてクリーニングする事も可能です。
しかしこのバルサム切れについては、どうしようもありません。
撮影はできる!という人もいますが、ジャンクとして割り切って買うぐらいです。
購入する必要はありませんので注意しましょう。

以上が中古レンズの光学部の見極め方でした。
LEDライトは必須品ですので、100均などで調達してから商品チェックをするようにした方が良いですね!
慣れれば面白いように見分けできるようになりますよ。

 

中古レンズの選び方は目利きが必要?

中古レンズの選び方として、目利きが必ず必要なのか!?
そういう疑問があるのでは無いでしょうか?

結論からいうと、通販などネットでの購入であれば目利きは必要です。
店頭での購入であれば、従業員さんに相談したりチェックしてもらえたりしますので、目利きは不要と言えます。

しかし、中古カメラの購入では、目利きの技術はとても大事なことです。
自分で納得のいくまで、商品のチェックを行えるようにしたいですね。

 

まとめ

今回は、カメラの中古レンズの選び方という内容でまとめてみました。
しっかりとレンズの状態の見分け方をマスターして下さいね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
他にも関連記事をまとめています。
よかったらチェックしてみて下さいね。
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