熱中症

熱中症で高齢者の原因はズバリこれ!その対策や熱中症の高齢者の割合は?

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熱中症で高齢者がなる原因ってご存知ですか?
熱中症って野外でなるイメージがあるのですが、高齢者が救急車で運ばれた、というニュースが毎年流れますよね。
青年に比べて室内でいることが多い高齢者なので、なぜ熱中症で高齢者が多くかかるでしょうか?
一人暮らしをしているおじいちゃんやおばあちゃんが心配になります。。

そこで、熱中症で高齢者の原因とさらに対策についてまとめてみました。
さらに熱中症の高齢者が占める割合についても紹介しまた。
これがまた驚きの結果となっています。

対策についてしっかりと実践するように注意してあげれば、現在ひとり暮らしをしているおじいちゃんやおばあちゃんも安心ですよね。
ではしっかりとチェックして下さいね。

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熱中症で高齢者の原因はズバリこれ!

熱中症で高齢者の原因についてまとめてみました。
原因については大きく分けて次の4つが考えられます。

1.高齢者の体内の水分保有量が少なく、また摂取量も少ない為
2.体温調節の機能が低下してきている為
3.高齢者は元々体力が低下しており、他にも持病などを持っている人が多い為
4.高齢者は暑さを感じにくい為

ではひとつづつ説明していきますね。

1について、通常一般青年の体の水分保有量は60%前後と言われています。
対して、高齢者の体内の水分保有量は50~55%であるんですね。
何故なのか?
高齢者は喉が渇きにくかったり、頻尿を恐れて水分を取らない傾向があるからなんですね。
その結果脱水症状を引き起こしやすくなるという事なんです。

2について、人間は歳を取るにつれて汗をかきにくくなります。
それにより体温が下がりにくくなる傾向にあります。
気温35度の状況下で青年と高齢者の体温を調べて見るという実験がありました。
その結果、25歳の人に比べて65歳の人の体温は0.3度高かったという結果が出ているんですね。
確かに子供の方が汗っかきだし、汗っかきの老人ってあまりイメージないですもんね。

3については高齢者は持病を持っていることが多くあり、また熱中症の自覚症状が出にくいということがあります。
持病があることで体力も落ちてしまい、また熱中症の自覚症状が出ないことで気が付けば重症になっていたという事も。

4について、体質的に高齢者は暑さに鈍感な傾向があるのです。
暑いというのを肌で感じにくくなっているんですね。
真夏でも長袖を着ていたりする高齢者ってよく見かけると思いませんか?
そういう理由なんですね。
しかし、暑い環境にいれば、暑いと感じなくても体の中の水分は減っていき体温も上がっていくのですね。
高齢者の服装なんかは、まわりの人が気づいてあげれることですよね。

暑い日にはこれらを注意してあげましょう。

 

熱中症で高齢者の対策について

次に実際に熱中症で高齢者の対策についてまとめてみました。
さほど難しいことではないので、一人ぐらしの高齢者の方には目的を伝えて、確実に実践してもらうようにしましょう。
では紹介していきますね。

1.気温を計って客観的に知ること
2.室内は空調などで涼しくすること
3.水分補給は計画的にすること
4.外出時には休憩を取りながら無理をしない

これらについて1つづず説明していきますね。

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1について、高齢者は体温の調節機能が低下してきているので暑さを感じにくくなっています。
毎日気温を計って客観的に危険度を知ることが大事です。
熱中症計という便利なものもありますね。
タニタ 熱中症対策に屋外・直射日光でも使える黒球式熱中症指数計 熱中アラーム TT-562-GDゴールド【送料無料(沖縄県除く)】
他にも安いのもありますが、このような警告アラームなど危険度を知らせてくれるものが良いですね。

2について、高齢者は特に注意が必要な項目です。
高温多湿や風の無い環境は熱中症になりやすいので注意です。
湿度は高いと汗をかきにくいと言われているから多湿もダメなんですね。
エアコン、扇風機、除湿機を活用するようにしましょう。
エアコンのつけすぎは体に悪い!
そんな昭和世代の方もいらっしゃいますが熱中症の症状になる方が致命的です。
昔に比べて温暖化が進んでおり、今ではエアコンは必需品です。
そこはしっかりと説明して納得してもらいましょう。

3について、もともと高齢者は体内の水分保有量が少ないので脱水症状になりやすいです。
喉が渇く前にマメに水分補給をするようにしましょう。
風呂上りや寝る時にも水分補給を忘れずに。
寝ている間も水分は思っている以上に失われていきます。
枕元にペットボトルのスポーツドリンクを置いておくのも効果的ですね。

4外出時の服装は体温が上がらないように長袖はNG。
服装以外にも日差しや熱の影響を受け、また汗で水分が無くなっていきます。
マメな水分補給と共に、休憩を挟みながら無理をしないようにしましょう。
残念ですが高齢者の人は自分が思っている以上に暑さには非常に弱いのです。

これらについてしっかりと説明をしてあげて、実践して貰うようにしましょう。
頑固なおじいちゃんでも、「孫の為にも無理しないでね」の一言で考え方も変わると思いますよ。

熱中症で高齢者の割合ってどれぐらいなの?

では最後に補足的な内容になりますが、熱中症で高齢者が占める割合についてまとめてみました。

熱中症で高齢者が占める割合についてはどれぐらいだと思いますか?
今回の記事を見るまではひょっとしたら、なんだかんだいっても野外で活動する機会の多い若者や労働世代が一番多いのではないか、と思っていませんでしたか?

結論から言いますと、実は高齢者が一番多いのです

熱中症で病院に運ばれてきた人の中で、65歳以上の高齢者が占める割合はなんと44.1%にものぼるんです。
(2011年の7月~9月のデータ)

理由と対策については今までまとめてきた内容のとおりですが、やはり熱中症で高齢者の割合って高いんですね。
しっかりと対策を行ってあげて事故を未然に防ぐように仕掛けていきましょう。

 

まとめ

今回は熱中症で高齢者の原因と対策、高齢者の占める割合について紹介してきました。
最後にまとめてみますね。

・熱中症の高齢者の原因は、体内の水分保有量や体温機能調節の低下や体力の低下が大きい
・熱中症の高齢者の対策は、日頃から気温を計ること、マメな水分補給と室内での温度管理が大事
・熱中症の高齢者の割合は、44.1%にものぼる

最後までお読み頂きありがとうございました。
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よかったらチェックしてみて下さいね。

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