熱中症

熱中症の子供の症状で頭痛と嘔吐は危険!処置はコレ!対策は飲み物から。

投稿日:2017年5月26日 更新日:

暑い日が続く中、子供の熱中症対策は出来ていますか?
しかし、熱中症にかかってしまったかもしれない!
非常に心配ですよね。
そんな時に役立てるように、熱中症の子供の症状についてまとめてみました。
また熱中症の子供の処置や、対策についてもまとめました。
ぜひチェックしてみて下さいね。

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熱中症の子供の症状で頭痛と嘔吐は危険!

熱中症というのは、炎天下などで体内の水分や塩分が減っていってしまい、体温調節ができなくなってしまう状態であります。
具体的には、軽症・中等症・重症と3つのステージに分けられます。
これらのステージごとに具体的に紹介していきますね。


軽症の症状、

・めまい
・失神
・立ちくらみ
・気分が悪くなる
・ボーっとなる
・筋肉痛や筋肉の硬直やこむら返りを起こす
・大量の発汗で汗が止まらない

炎天下で大量の汗をかくと、水分と一緒に塩分も失われてしまうんです。
ここで、塩分を取らずに水分のみを補給した場合は、血液中の塩分濃度が低下します。
そうなると筋肉の硬直やけいれんを起こす事がありますので注意してくださいね。


中等症の症状

・頭痛
・気分が不快になる
・吐き気
・嘔吐
・倦怠感
・虚脱感
・体がだるい
・意識がなんとなくおかしい(意識障害へも)

大量の発汗により、水分や塩分が失われてしまうことで脱水状態になります。
脱水状態になると体の血液の量が減ってしまいます。
その結果、体温調節ができなくなってしまい体温上昇が発生します。


重症の症状

・意識障害
・体がひきつける、けいれん
・手足の運動障害がおこる
・まっすぐに歩くことが出来ない
・走ることが出来ない。
・高体温で体が熱をもって熱い

重症になるとものすごい脱水症状が起こります。
体温の調整が効かなくなり発汗もとまってしまいます。
その結果、人間の生命存続の危機と言える40度以上の体温になることも。
そうなると臓器に障害が出てきて非常に危険な状態になりますので、大至急救急車を呼んで下さい。

軽症・中等症・重症とあり、重症の症状は明らかにヤバイと気づきます。
しかし頭痛や嘔吐はそこまでヤバイとは思われにくいのですが、中等症に区分されますので病院に行ったほうが良いレベルと言えます。
熱中症は生死を彷徨う事もある病気です
決して熱中症の症状を軽視しないように気をつけましょう。

 

熱中症の子供の処置はコレ。

これらの熱中症の症状にもし当てはまっていたとしたら。。
応急的な処置を施した上で、特に中等症や重症であれば救急車を呼んで下さい。

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では熱中症の子供の処置について紹介しますね。
難しくはないのでよく読んで落ち着いて対応して下さいね。

基本的には次のような対処を行って下さい。

1.涼しい場所へ移動させる
2.衣服を脱がして体を冷やして体温を下げてあげる
3.塩分や水分を補給させる

1については、クーラーのついた部屋や車内などに移動させてあげることです。
外であれば直射日光の当たらない風通しの良い日陰に移動させて下さい。

2については衣服を脱がしたり緩めることで体温を下げてあげて下さい。
この時に氷枕や保冷剤があれば、両側の首筋やわきや足の付け根など大きな血管が通っている箇所を冷やすことで効果があります。
ウチワやタオルで仰いであげるのも良いでしょう。

3については、水よりもスポーツドリンクなどを飲ませる方が良いです。
スポーツドリンクだと塩分も入っているので効果的ですので。
しかし、嘔吐や意識がない様な状態であれば水分を無理やり飲ますのは危険なのでやめましょう。

これらの応急処置を行った上で、すぐに病院に行くか、場合によっては(中等症や重症)救急車を呼ぶようにしましょう。

 

熱中症の子供の対策は飲み物から。

子供の熱中症の対策についても理解しておく必要がありますね。
まとめてみましたのでチェックしてみて下さいね。
1.水分補給を忘れずに
⇒定期的な水分補給を忘れずに。スポーツドリンクだと塩分も取れるのでなお良し。

2.衣服や帽子などで熱や日ざし対策を行う
⇒子供は自律神経の働きが未熟なので体温調節が大人ほど上手に出来ません。
薄い衣服や帽子は必ず着用するようにしましょう。

3.外あそびはほどほどに
⇒気温の高い日は特に水分補給などを大人が気にかけてあげて下さい。
子供はついつい外遊びに夢中になって無理をしがちですので注意しましょう。

4.室内あそびでも注意する
⇒暑い室内なども危険です。空調の温度もエコだといって無理をしないようにしましょう。

5.暑い環境への置き去りは絶対にNGです
⇒車の中などは超高温になります。

6.地面からの放射熱に気をつける
⇒子供は背が低い分、大人よりも地面に近い為放射熱を多く吸収します。
子供の目線に立って、温度などを気にするようにしましょう。

7.周りの大人が子供の状態を気にかけてあげること
⇒子供の表情や汗や体温などを気にかけてあげることで早期発見に繋がります。

一番簡単に出来ることとして1の水分補給になります。
子供が気温の高い日に外で遊んだりするのであれば、スポーツドリンクなどを持たせてあげてマメに水分補給を行う様にしましょう。
これが一番てっとり早く確実な熱中症対策と言えます。

その他の対策もどれも難しいことはないので、普段から気をつけるようにしましょうね。

まとめ

熱中症の子供の症状で頭痛と嘔吐は危険であることや、熱中症の子供の処置や対策について紹介しました。
ここで再度まとめますね。

・熱中症の子供の症状は軽症・中等症・重症の3ステージあり、頭痛と嘔吐は実は危険なシグナルである。
・熱中症の子供の処置は体温を下げてあげて、水分と塩分補給を行うことが大事。
・熱中症の子供の対策は飲み物でスポーツドリンクを持たせてこまめに水分補給させるのがベスト。

最後までお読み頂きありがとうございました。
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よかったらチェックしてみて下さいね。

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