梅雨に入ると食中毒が発生しやすくなります。
大事な人に作っている愛妻弁当ですが、
これもしっかりとした知識を持っておかないと、
食中毒になったりして大変な事になりかねません。
まだ愛妻弁当をあまり作った経験がなく、
何に気をつけたら良いのか分からない貴方にとっては、
不安で仕方ないと思います。
調理師免許を持っており、
普段の業務で衛生管理者である当方が、
梅雨の時期の弁当についての注意点について、
ポイントをいつくかまとめてみました。
梅雨の時期の弁当での注意点
基本的に菌が繁殖しやすい温度というものがあります。
30~40度の間と言われています。
人肌というやつですね。
ちなみに、
10度以下で活動が抑えられ、
60度以上で熱に弱い菌が
75度以上でほとんどの菌が死滅します。
冷蔵庫は10度以下なので、
冷蔵保存しなさいという意味はここにあります。
ちなみに、
煮沸消毒っていうにもこういった理由があるのです。
また弁当保温容器というのは、
熱々のご飯や汁物をある一定時間
60度以上に保つ保温性によって、
菌対策をしているといえます。
この知識を持った上で、、
梅雨の時期の弁当の作り方について次の点気をつけて下さい。
①弁当の蓋を閉める前にさましてから蓋を閉めるようにしましょう。
30度以下(人肌以下)までさましましょう。。
②おにぎりは素手ではなくラップや手袋をして握り雑菌の付着を防ぎましょう。
③梅干や塩分は、雑菌の繁殖を抑える効果があります。
④生ものは洗っても雑菌が残りやすい(人間の手と同じ)ので、熱湯や塩水に一定時間つましょう。
また、ヘタなどは取っておきましょう。
⑤きちんと密閉しましょう。
⑥メニューについては、基本的には水分が多く含まれるものはNGです。
また、水分の出ないように工夫しましょう。
ご飯についても冷まさずに熱いまま蓋をすると、蓋に付いた水分がご飯を傷みやすくしますので注意です。
⑦肉類、玉子はしっかりと火を通しておくようにしましょう。
⑧キュウリ・トマトなどの生野菜は避けましょう。
⑨かまぼこなどの練り製品は必ず火を通しましょう。
梅雨の時期の弁当の保冷剤はどうする?
基本的にご飯とおかずは別々の容器の方がいいです。
傷みやすいのでおかずにだけ上に保冷剤をのせておきます。
最近は保冷剤もセットになった弁当箱も多いです。
保冷剤の代わりに冷凍したゼリーなどを入れたりもいいかもしれません。
あと、聞いたことあるのは、
冷凍食品をそのままおかずに入れて持たせたり、
逆転の発想でおかず自体を、前の日の晩から凍らしておき、
当日に自然解凍させて食べるという強者もいるとか。。
確かに理屈はかなっていますが(笑)。
梅雨の時期のお弁当箱やその他について
その他の注意点としては以下の点を注意しましよう。
・定期的に弁当箱や橋などの殺菌をしましょう。
・抗菌シートを活用するのも良いでしょう。
・保温真空弁当箱もアリかもしれません。
ただ、あったかい温度で保温するよりも冷ましてから入れる方が確実です。
・まな板や包丁など調理器具の殺菌も実施しましよう。
まとめ
気になる梅雨時の弁当についての注意点をまとめてみました。
愛する旦那さんへの愛妻弁当。
愛情ともに安全安心も付け加えて下さいね。