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中古カメラのボディの動作確認や見分け方!ショット数や購入時の注意!

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あなたは中古カメラを購入する際の動作確認はホントに大丈夫ですか!?
中古カメラも状態がピンからキリまであります。
しっかりと動作確認を行って、ハズレを引かない様にする事が大事です。
今回は中古カメラの一眼レフのボディの、動作確認のチェックポイントについてまとめました。
中古カメラの動作確認について、正しいやり方について再度確認をしてみて下さいね。

私元中古カメラのバイヤーとして年間数百個・数千個単位で中古カメラのチェックを行ってきました。
その経験を活かして、実際に役立つ情報をシェアできたらと思い記事にまとめました。
ぜひチェックしてみてくださいね。

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中古カメラのボディの動作確認の見分け方やチェックポイントはコレ!

中古カメラのボディで特に需要が多い、デジタル一眼レフの動作確認についてまとめてみました。
基本的にはデジタル一眼レフもミラーレス一眼レフも、動作確認の見分け方のチェックポイントは同じです。
次の点についてしっかりと確認を行うようにしましょう。

・外観の傷やテカリの程度や使用感
・グリップ部のべたつきや剥がれ
・電源を入れて液晶部が表示されているか、くもりは無いか。
・各種ダイヤルが空回りしないか
・ファインダーを覗いてみてゴミやくもりは無いか、ホコリはどの程度か
・シャッターが切れるか
・レンズを装着してみてシャッターが切れるか、エラーが出ていないか
・付属品は揃っているのか
・付属品などに純正品以外は無いか
・付属品にプラスαのものはあるか
・シャッター数の確認

基本のチェックポイントとしてはこの様な感じです。
詳細について説明してきますね。

外観の傷については、特に傷が目立つマウント部、スレ傷がおおいボディの底部は必ずチェックです。
テカリについてはグリップで手にフィットする部分などを見ます。
外観の傷は前オーナーが、どれだけ大事に扱ってきたのかを判断するポイントです。
大事に扱って来たのなら、手入れもしっかりと行えており、致命的な損傷や不具合もあまり無い可能性が高いです。
テカリについては使用頻度が想定できます。
テカリもほぼなければ、使用頻度も少なくショット数も多くないと推定できます。

・外観の小傷が多い⇒前オーナーの使い方が雑である可能性がある
・底部意外に通常の使用では考えられない傷など⇒落下している可能性がある
・テカリが目立つ⇒相当使い込まれておりショット数が多い可能性がある

この様に判断しましょう。

グリップ部のべたつきや剥がれについては、実際に握ってみるとすぐにわかります。
べたつきや剥がれは、メーカーで交換しないとダメです。
もちろんデオドラントスプレーなどで、ベタつきを一時的に抑える事は可能ですが、根本的な改善にはなりません。

グリップ部の浮きや剥がれは握ってみるとペコペコするので分かります。
グリップに関しては、ニコンやキャノンなど、各メーカーのサービスセンターに持ち込んだらすぐに対応してくれます。
値段はグリップ部で2000円もかからない程度で、すぐに作業してくれます。
なのでグリップ部のべたつきや剥がれの為に、価格が激安なのであれば買いですね。
しかし、カメラのキタムラなどカメラ店でも、実際はあまり安くはなっていません。
キタムラなどでカメラ店も同じ考えで、グリップの交換をしてから出品する事が多いからです。
その方が売れますからね。

液晶部の状態については、特に少し古いニコンのD3桁系(D200.300.700とか)では液晶画面のくもりが多いです。
これは見たらすぐに分かります。
液晶部の淵の方にあったりします。
転売目的ではなく、自分で使う分にはなんら問題はありません。
おそらく価格も安くなっているので、狙い目だと思いますよ。

各種ダイアルが消耗で空回りしている事もあります。
これによりデジタル一眼では機能が制限されます。
持ち込んで修理する必要がありますので、中古購入としてはオススメしません。
修理が必要⇒ある種ジャンクですので辞めておきましょう。

ファインダー内のくもりやゴミやホコリについては、撮影には全く影響はありません。
ファインダーのゴミやほこりはよくあります。
先ほどの液晶部の同様にくもりも問題はありません。
安くなっているのであれば買いです。
メーカー持ち込みで安価で修理や清掃も可能です。

注意して欲しいのが、撮影してみてどの画像にもゴミや汚れが付いている場合です。
これは店頭ではチェックは出来ないですが使っているうちに起こる現象です。
原因はイメージセンサーの汚れです。
しかしそんな大きな問題ではありません。
メーカーでイメージセンサーの清掃をしてもらって下さい。
これも1000円程度でしてもらえます。
車が汚れたから洗車する、という感覚で定期的に実施するのをオススメします。

シャッターが切れるかどうかについて。
当たり前ですが必ず確認です。
シャッター音が気に入ってしまい購入というパターンも多いです。
自分のフィーリングにマッチしているのでしょう。
長く使うものなのでそういった判断も大事ですよ。

シャッターが切れたら、次にレンズを装着してシャッターが切れるかも確認しましょう。
機種によってはレンズをつけないとシャッターが切れないものもありますので注意です。
店頭であれば、展示品のレンズを貸してもらえますので、遠慮せずに動作確認しましょう。
レンズを付けるとエラーが出たりすることがあります。
フィルム系のマニュアルレンズでは、レンズとボディの相性(特にニコンのAi、非Aiなど)などもあります。
こちらについてはまた別記事にて書きたいと思います。
デジタル系にはデジタル対応のレンズにてチェックしてみて下さいね。

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動作確認が一通り終わったら、次に付属品の確認です。
基本の付属品が揃っているのか確認してください。
マニュアルや元箱を参考に、なければスマホで調べてみましょう。
基本の付属品でも、無くても良いのは

・CD類(ダウンロード出来るのが殆ど)
・ガイド(マニュアルがあればOK)
・箱
・USB(意外と家にUSBって余っていませんか?)

バッテリーや充電器は純正外であればAmazonなどでも格安で購入可能です。
マニュアルも、ほとんどの機種がHPにてダウンロードできると思います。
これらも加味して、付属品の不足で安くなっているのなら、値段とのバランスを考えて購入するのもありです。

ただし、ネットオークションなどでバッテリーの不足という場合には要注意です。
バッテリーが無いため動作未確認という場合は、ぼほジャンク品と考えたほうがいいです。
このパターンは悪質な出品者であることが多いので注意しましょう。
過去の記事にて関連記事をまとめていますので参考にしてください。
オークションでのカメラには注意!?ジャンクは?元中古カメラバイヤーがお教えします!
付属品でいうと、逆に基本の付属品以外の物があるならラッキーです。
別で買うと意外とお金がかかるものもあります。
例えばレンズセットとかだと、UVフィルターや別売りフード。
ボディなら純正予備バッテリーや格納バックや参考本など。
ただこれらはあくまでプラスαと考えましょう。
プラスαの付属品は、値段があまり変わらない事が多いので、転売目的であれば狙いどころですけどね。

以上が中古カメラの一眼レフのボディの、動作確認の見分け方のチェックポイントになります。
一つだけ詳しく紹介していなかった、「ショット数」については次の章で紹介します。

中古カメラのボディをショット数から見分ける!

次に中古カメラのボディのショット数について説明します。
レリーズ数と呼ばれる事もあります。
ショット数には、機種ごとに耐久ショット数という物が決められています。
ニコンでだと次の様な感じです。

・入門機であるD3000系だと10万回
・中級機であるD5000系やD7000系、D600やD700だと15万回
・上級機であるD800系だと20万回
・プロ機であるD一桁系(D3系とかD4)だと30~40万回と言われています。
メーカー発表のものですがあくまで目安です。
耐久シャッター回数を越えると、故障の可能性が出てきて、シャッター交換が必要になります。
シャッター交換は非常に高価なので、買い替えのタイミングでもあるといえます。
この耐久シャッター数以前にダメになる事もあるし、超えても全然問題ない事もあります。
あくまで目安としてとらえてください。

中古カメラの見分け方で、このシャッター回数はとっても重要です。
いわばカメラの寿命とも言えるものですから当然ですよね。
このシャッター回数はPCを使って自分で調べたり、メーカー持ち込みで調べたりする事が可能です。
(一部不可能な機種もあります)
しかし購入時点で店頭で知ることは出来ません。
店員さんと仲良くなれば教えて貰ったりも不可能ではありませんが。。
ちなみに、私は教えてもらっていましたよ^^
ネットオークションだと、状態が良ければ、記載されている事もあります。
いずにせよ、シャッタ数に関しては購入後に自分で調べるのが基本です。
こればかりは、購入後に確認の為に調べるという考え方です。
購入するときに分かれば最高なんですけどね。

ちなみに、シャッター数の調べ方については別記事にてまとめたいと思います。

余談ですが、、、
大阪で唯一、購入時にシャッター数が分かるお店があります。
知っている人は知っていますが、あまりオープンには出来ないので、別途フォームにて連絡頂ければお教えしますね。

中古カメラのボディの購入時の注意について。

中古カメラのボディの購入時の注意について、動作確認や付属品意外には保証関係に注意してください。
初期不良の時の保証ですね。

前オーナーが新品購入して間もないような新古品であれば、メーカー保証が残っているでしょう。
しかし、それ以外の中古品であれば基本的に、メーカーの保証書が入っていても購入店舗印が無いと役にたちません。
(少し前は、パナソニックは融通が効くという噂も聞いたことがあります。。)
中古カメラの購入店で、可能ならメーカー保証書に店舗印を押してもらいましょう。
もちろん日付は記入なしで。

あとカメラ店の独自の保証書をくれるところも多いです。
カメラのキタムラだと初期不良に限りの6ヶ月保証があります。
内容や期間など条件は店舗にによって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

オークションなど個人取引だと、保証はメーカー保証書以外には保証は無いものとして考えておきましょう。
その分安く購入できます。
なので、事前に保証書の店舗印があるかどうか、日付があるかどうかも確認するようにしましょう。
また初期不良の時の返品等の条件も、個人間で事前に確認しておきましょうね。
関連記事をまとめていますので参考にしてみて下さいね。
オークションでのカメラには注意!?保証書は?元中古カメラバイヤーがお教えします!

まとめ

今回は中古カメラの動作確認や見分け方のチェックポイントについてまとめてみました。
最後までお読み頂きありがとうございました。
他にも関連記事をまとめています。
よかったらチェックしてみて下さいね
↓↓↓
中古カメラ関連記事はこちらから

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